
昔のハリウッド映画のようなシンプルで可愛い、恋愛映画が見たくなりました。 でも今の偽悪的なアメリカにはそんな甘い映画は望めないかな、と思っていたら 「恋する惑星」(香港)のウォン・カーウォイ監督が作ってくれたこの映画、始まって5分くらいで ストンと好きになってしまった♪ グラミー賞8冠に輝くノラ・ジョーンズの初主演作。
失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)を慰めてくれたのは、NYでカフェを営むジェレミー(ジュード・ロウ)の焼く甘酸っぱいブルーベリー・パイ。 でも 失恋から立ち直れないエリザベスは 一人 旅に出る。 メンフィス、そしてラスベガスへ・・・
旅先からエリザベスは ジェレミーに何通も手紙を送る。 「(電話より)手紙の方が伝わることもあるのよ」 と。 彼女がうつっているビデオを擦り切れるくらい見ながら 300日も 帰りを待っていたジェレミー・・・ こんな素敵なカフェ店員が 一人でただ彼女の帰りを待っているなんて絶対ありえない~と思いつつ・・・ ラストは久しぶりに胸がきゅんとしたなぁ~♪ 映画のなかで 二人が交わすのは二回のキスシーンだけ。 あれ、これって なんだか 「冬ソナ」の純愛の世界みたい.。。 主演のジュード・ロウが若すぎないところも嬉しい。
「どこも悪いところがないのに誰も注文しないんだ」、というブルーベリーパイや わけありのままカフェに置いていかれる鍵のエピソードなど、二人の会話がお洒落。 エリザベスの旅でのエピソードは まぁ、それほど驚く内容はなく、ジュード・ロウのシーンだけ 早送りして見たくなったりしましたが♪ レイチェル・ワイズは はっとするほど綺麗でした。 ジュード・ロウさん、髪型が素敵で 「ホリディ」の何10倍も魅力的でした。 スイーツのような甘~い映画が好きな人には おすすめします♪
●マイ・ブルーベリー・ナイツ (2007 フランス=香港) 監督: ウォン・カーウァイ 原作・製作: ウォン・カーウァイ 出演: ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ ディヴィド・ストラザーン レイチェル・ワイズ ナタリー・ポートマン