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ときどき 映画日記。

新旧映画を とりまぜて綴っています・・・ 

アメリカン・ギャングスター

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1960年代から70年代に 実在したハーレム・ギャング、フランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)と それを追う警官リッチー(ラッセル・クロウ)。 リドリー・スコット監督最新作(2007)。

デンゼル・ワシントン… 「遠い夜明け(87)」を見たときから 好きな俳優さんですが、正義派のイメージの強い彼を 麻薬密売の悪党に仕立て、一見 チンピラ風情のラッセル・クロウを 警官役においた キャスティングの妙。

殺人、ベトナム戦争中の麻薬密売、警察の汚職、麻薬中毒で犠牲になる若者たち。 R15指定とだけあって 途中までは なんとなく あぁ、また 暗いアメリカか、と もやもやした気分で見ていましたが、フランクがリッチーの捜査線上に上がってきてからは 俄然面白くなってきました。
後半までいっさい同じ画面に出てこなかった 二大スターの ラストの取り調べ室での対決シーンが ワクワクします。 できれば もっと二人のやりとりを見ていたかった。

実際のフランク・ルーカスは ベトナム戦争の混乱の最中に 麻薬を密輸して、黒人によって 黒人に売りさばき、黒人の麻薬ジャンキーを増やして利さやを得た… 
同じデンゼル・ワシントンが演じたマルコムX のような人物とはまったく相反する卑劣な人間に思えますが、 彼をなかば 企業家の紳士のように描いているのは もともとアメリカがギャングを英雄視する土壌があるからでしょうか。 。
デンゼル・ワシントンだから良かった、という思いと やっぱり 彼には悪党はやってほしくない、という思いが いまだ 交錯しております。(やっぱり 私はセンチメンタルすぎるかな。。)
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

コメント

こんばんわー

訪問者履歴にありましたのでつい・・(汗。

アメリカン・ギャングスター、ごらんになったのですねー。
この配役、一見逆なんでは、、、と見せかけて、
どちらも芸達者、
見ごたえのある対決シーンだったようですねー。(@'ω'@)
ぺんこもCMで気にはなっていたのですが(どちらも好き)、たぶん劇場ではなくDVDになるとおもいます。。[壁]д・)

  • 2008/02/29(金) 20:16:18 |
  • URL |
  • ぺんこ #D5x4/Wuw
  • [ 編集]

早いっ!

ぺんこさん、コメントありがとうございます!
あら~
もう 見つかっちゃいましたか(笑)
だんだん 絵日記ブログでは書きにくくなってきたので 映画ブログを作り始めたところです。 恥ずかしい~ そうか、履歴で簡単にわかるのですね。 まだ わかってないところが多いのですが宜しく御願いします~

TBさせていただきました。

 いきなりの残酷シーンに恐れを抱きました。(笑)でも面白かったですね。
フランクを通じて暗黒社会をよく見せるような描き方は、スノーパンダさんが仰る通りかもしれませんね。
でも私は「万人背けど、我一人でも我が道を往く」意気の!リッチーで満足しました。

  • 2008/03/03(月) 17:49:57 |
  • URL |
  • アスカパパ #xq6o7d/.
  • [ 編集]

アスカパパさんへ

返信、遅れてすみません!
タイトルが 「ギャング・スター」ですから デンゼル・ワシントンは悪役ながら ヒーローのような描き方でしたね。 格好よかったなぁ。 本当に 一人でも正義を貫くリッチーが素敵でした。

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